高山市 つるつる亭 [┣麺類]
今年もまもなく暮れようとしています。
年越しのプレミアムな一杯を求めて
高山市の「つるつる亭」さんにお邪魔いたしました。
店内。
こちらでは、お茶ではなく富山県と岐阜県境まで汲みにいかれる美味しいお水が出されます。
このお方も
ふきのとうは春が旬だと思ってましたが、自然と対話のできる飛騨女の女将さんによれば、この雪が積もったこれから1月ぐらいまでが、エネルギーを蓄えた旬なふきのとうだそうです。色も茗荷のごとく、紫色してますね。雪解けの春の新芽は、もうエネルギーが放たれた後のものだそうです。
3年もののねぎ、さきほどのふきのとう、しょうが、それに一手間加わったお醤油で
うどんをいただきます。これがもう、、、。幸せが口の中にひろがります。参りました。
この熊笹。年に3日しかないと言われる旬な時に採取されたものだそうで、こちらもエネルギーがこの鍋にあふれていました。
続いて、おそば。雑味なく、甘く、丁寧な逸品、、、参りました。もちろんもう一皿。
これが女将の言うところの、そば茶漬け。少し残ったおそばに、先ほどの水を入れて、お塩一振りで手前からぞぞっ~と。面白い。
温かい荒く挽かれたそば粥。なんとも言えず、恍惚の表情です。
さきほどの熊笹のそば湯で
おそばのお出汁を頂き。
そのままでも、お塩を舐めながらでも。うどんとおそばだけなのですが、これほど楽しませていただけるとは。
水、塩、素材にこだわり、手間と暇かけた贅沢。都市の生活では忘れていた、自然の恵み、生きることを思い起こさせてくれるお店。自然と対話できる女将と、それを食に変化させる店主。このお二人の目指す方向性、世界観に、参りました。また伺わせていただきます。
今年一年貯まったものが、デトックスできたような気がしました。これで無事に年を越せそうです。
つるつる亭
2,3年前は仕事で高山に行くことが多かったので
何度か、足を運んでお食事をいただいたことがあります
この記事を読んで
ご無沙汰してますので行きたくなってきました
愛想の良いおやじさんと女将さんの
山の食材トークは健在だったのでしょうか?
あれを聞きながら食事をするのが楽しかった記憶がありますよ
by zen_aiba (2010-12-31 12:41)
これぞ、究極の年越しそば!!!という記事ですね(^^)
雪道を進んでまでしても行く価値があるお店ですね♪
滋賀も今日は朝からすごい雪になってます。。。^^;
ウチはスーパーで買ったおそばですが(笑)じっくり味わいながら年を越したいと思います。
よいお年を~♪
by tanuki (2010-12-31 15:09)
to zen_aibaさん
現代人が忘れている、自然との営みを教えていただける素晴らしいお店ですね。素朴さの中の贅沢。この飽食な時代だからこそ、とても新鮮でありがたさを感じました。
さすがいいお店をご存じです。高山が近くなりましたので、またちょくちょく伺いたいと思います。
to tanukiさん
高山といえば、らーめん、飛騨牛がPRされていますが、こんな素晴らしいお店に出会えて幸せでした。物の価値観は人それぞれですが、このようなお店が続いているのは素晴らしいことだと思いました。
食の恵みに感謝ですね。もう一度除夜の鐘の音を聞きながら、すすろうと思います。
tanukiさんも良いお年を。
by ともきち33 (2010-12-31 16:20)